2020年11月02日

令和2年度 社会学級 第3回講座 西仙台病院リモート出張講座  「不安やストレスとどう付き合っていくか〜コロナ疲れを乗り切るコツ〜」

日時:10月21日(水)10時〜11時半
場所:西多賀小学校 PTA室

 今回は、イムスグループ西仙台病院の心理士の方を講師に、「不安やストレスとどう付き合っていくか〜コロナ疲れを乗り切るコツ〜」をテーマに、西多賀小学校社会学級初のZoomによるリモート講座を行いました。

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 まず感染流行中の起こりうる不安やストレスの仕組みについて教えていただきました。コロナウイルス関連の報道ばかりの毎日を過ごしていると、自分や家族が感染してしまったらどうしようなどの恐怖や不安に襲われます。また今までの安心安全だった世の中がそうでなくなり、交感神経が高まり冷静でいられなくなります。大きく変化した環境や社会、特にこのように初めての経験は大きなストレスとなり、不眠、不安、イライラなどのストレス反応を生じます。ただしストレスに対し、思い悩む人もあればこれを機会にゆっくり休もうと思う人があるように個人差があります。

「では、何の刺激もない安全な場所にずっといてくださいと言われたらそのままいられますか?」という質問が、講師の方より投げかけられました。すると全員が首を横に振りました。ストレスは生き物の適応力を高めて人生にメリハリをつけてくれるものでもあるという説明に、とても納得できた瞬間でした。

 不安とは危機や困りごと、精神的ストレスに対処する正常な反応ですが、不安は抑え込み過ぎると強く跳ね返ってくるため、抑えるのではなく向き合うことが大切であること、不安もストレスも完全には取り除くことは出来ず、生物にとって必要なものでバランスが重要なことだと学びました。心の元気を保つためには、
・自分の状態に目を向ける。
・不安に対して、過剰な回避→回避せずやってみる、過剰な行動→自分の不安に向き合ってみる、予防しながら行動する。
・その日のストレスは翌日まで持ち込まない。
・毎日の生活リズムを正す。
・自分にあったセルフケアを見つけ、やってみる
といった具体的な内容を教えていただきました。実際に自粛期間中、太陽を浴びる、早寝早起きする、趣味に没頭するなどセルフケア出来た人は心の元気が保たれていました。

 もし悲観的になる、気分が落ち込むなどの状態が長引く・悪化する場合、抱え込まずに家族や友人、かかりつけの主治医、宮城県臨床心理士会電話相談などに相談してみること、また心が不調になる=甘えや心が弱いからではないことを知ってほしいと話されていました。

 また子どもは、周囲の大人を見てどのように対応し、心配するか否かという手掛かりとしているそうです。だからといって大人の不安を隠さなくてもいいこと、不安やストレスは大人も子供も普通のことだと認め、一緒に考えていくと良いとのことでした。この話を聞いて、子どもの前で不安がってはいけないと思っていた心がとても軽くなり、いつの間にか張り詰めていた自分の気持ちに気づくことができました。

 今回の講座を通して、コロナによる不安やストレスが少しでも前向きに捉えられるようになり、適切な予防方法を身につけて行動しつつ、良い面や良いニュースにも目を向けながら、このコロナの時代を乗り切っていきたいと思いました。講座が終わった後、深呼吸の仕方を伝授する学級生とそれをするみんなの姿を見て、心が温かくなりました。人に会う事や話す事がどれだけ私達には大切な時間なのか、このコロナ禍だからこそ再確認できたのかも知れません。

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 終わりに、この2か月間、講座に向けて打ち合わせしてくださった西仙台病院の地域連携室の方、私たちの心に寄り添った内容で準備・開催してくださった心理士の方に深く感謝申し上げます。また、初のオンライン講座の準備に快く協力してくださった学校の先生方、いつも本当にありがとうございます。

 今回、講座の内容はもちろん、これから当たり前になってくるリモート講座を経験できたことは、とても有意義な時間でした。


記事提供:社会学級 担当3班

posted by nishitaga at 20:06| 社会学級