日時:7月8日(木)10時〜12時
場所:西多賀小学校 PTA室
今年度第1回目の講座は、仙台市環境局 廃棄物事業部 太白環境事業所の方による「生活ごみの分け方・出し方」の出前講座でした。

昨年度SDGsを学んだことがきっかけで、地球温暖化による気候変動についてや、海洋プラスチック問題など、地球が直面している問題について学ぶことができました。これらを解決するための1歩として、誰にでもすぐに取り組めるのがごみの分別です。ごみの分別は日々の事であり、資源物を正しく分別すること、そして正しく出すことが、ごみの減量化や地球環境を守ることにもつながります。
講座では、まずDVDでごみ処理の現状を学びました。震災以降はごみの量が増えていて、それを処理するためにたくさんの税金が使われていること、仙台市では埋め立て地がないため、富谷市にお願いしてごみを処理してもらっていること、そしてその処理場も今後いっぱいになってしまい、また新しい処理場が必要になる事など、他人事ではなく身近に迫っている課題であることがわかりました。
次に、1人に1問のクイズでごみ分別のポイントを振り返りました。ドキドキのクイズでしたが、このドキドキがまた記憶の定着に役立ちます!!
そして、いざごみ分別の実践体験。各グループに分かれて、一つ一つを丁寧に分別してみました。しかし!!今までやっていた分別や今回学んだはずの分別や出し方でも、見落としがあったり、せっかく資源になるはずのものもきちんと分別できない場面も


でも、クイズ同様、この悔しい思いがあったからこそ、家庭では間違えずに分別できるようになる!!と確信も持てました。

今回学んだ、分別のポイント!!
・「瓶・缶・ペットボトル」、「5分類の紙類」、「プラマークのあるプラスチック」これら再利用できる資源を必ず分類し、それに属さないものが家庭ごみになる
・ペットボトルはつぶす(集積所にある黄色いかごにたくさん入るように)
・アルミ缶はつぶさない(人手による分別作業の時にわかりやすく、プレスする時にもギュッと固めやすい)
・プラスチックごみは、「プラ」マークのついている「容器」や「包装」のみ。
・プラスチックごみの処理工場では人手による分別作業が行われるため、危険物は入れてはいけないのはもちろんの事、臭いが軽減できるよう汚れは軽く落とす
・プラスチックごみ専用袋に入れる際、小袋などに入れまとめたごみは、縛ってはいけない(それを一つひとつほどかないといけないため)
・紙ごみは「5分類」(分類された品目ごとに計量し、分類ごとに処理が違うため)
・紙ごみを出すときには必ず紐で「縛る」(風に飛ばされないためと、粘着テープで巻くと剝がすのに手間がかかるため)
・紙で、アルミコーティングしているものやプラスチックコーティングしているものは出せる場所が限られているため、そこに持ち込めない場合は一般ごみへ
・小型家電は、資源が再利用されるため家庭ごみで出して燃やされるよりは、小型家電回収ボックスに出したほうがいい(近くではウジエスーパー長町店と西多賀店・仙台市体育館・太白区役所に回収ボックスがある)
・必要期限が過ぎた学校からのお便りや子供のテスト用紙(笑)は、雑紙にまとめる(新聞や新聞広告と一緒に入れない)
・品目ごとの分類方法について、ホームページや生活ごみ分別事典等を見てもわからない場合は、いつでも環境事務所に電話で相談
ここに書き出したことだけでは、まだまだ足りない部分もありますが、正しく知り、正しく分別することが大切です。
とはいえ、今回来ていただいた太白環境事務所の方には、「頑張りすぎず少しずつでいいですよ」そして「ごみを処理するときにはけがをしないように」と優しくおっしゃっていただきました。優しいこともそうですが、とても愉快な方々なので、こちらからの質問もしやすく、グループに分かれての実践体験では、とても盛り上がりました。楽しくごみの分別ができるなんて、理想的です。
とてもわかりやすく、かつ質問のしやすい雰囲気で講座を行っていただいた太白環境事務所の講師の方々には、心より感謝いたしております。
最後に。
すでに小学校の職員室では、細かい分類のできるごみ箱が設置されていました。この工夫と日々の取り組みに敬愛の念でいっぱいです。今回の講座には教頭先生にもご参加いただきました。学校と家庭とで、将来を担う子供たちへごみ分別についてしっかりと伝えていきたいと切に思いました。この正しい分別と出し方が多くの人に広がるよう願わずにはいられません。

【お知らせ】
9月は、「防災講座基礎編」を予定しております。災害はいつどんな時にも起こりうるものですし、コロナ禍でも待ってはくれません。防災の基礎の他、地域の特性を知り、どのように備えればいいのかを学びます。
社会学級は、いつでもご地域の皆さまのご参加をお待ちしております。手軽に学びの体験をしたいとお考えの方、是非お気軽にご連絡くださいませ。
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西多賀小学校 022−245−5355
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記事提供:社会学級運営委員会