場所:西多賀小学校 PTA室
社会学級第4回講座は、「みちのく公園ふるさと村の民話の会」の民話の語り手の方にお越しいただき、民話講座を行いました。
題目は、秋田象潟と松島をつなぐ「伝説 紅蓮尼の生涯」、太白区の地名が沢山出てくる「蛇の抜けがら」や「つぶの旅」、鍋の具材達の掛け合いが楽しい「鍋の仲間っこ」、ユーモアたっぷりの「歳神さま」の他、今回は特別に参加者の年代にはとても心に響く、人間と動物の「寿命」の話もしていただきました。


先生の優しい方言の語りでお話が始まると、参加者みんなあっという間に物語に引き込まれていきました。
先生は、東北弁が分かりやすいようにさりげなく標準語に言い換えてくださったり、意味を説明してくださったので、情景がすぐ目に浮かび、お話の内容にクスッとしたり、時にはジーンとしたりしながら最後まで時間を忘れて楽しませていただきました。
参加者の中には、幼い頃に亡き祖母が話してくれたお話しを思い出して泣きそうになる人もいました。また、西多賀小学校の社会学級には東北以外の出身の方も多く、東北弁をじっくり聞けたと喜んでもらえましたし、地元宮城や東北出身の方には、最近使わなくなってきた訛りに触れて懐かしく思ってもらえました。
民話は、昔からの生活の知恵や戒め、地域の言い伝えなどがあったりと本当に面白いです

講座当日は寒い日でしたが、新型コロナウィルスによる不安な日々の中で、先生のお人柄とその語りから『温もり』をいただきました。参加した学級生たちは、その日聞いた民話を子どもに語ってあげたり、話題にしたりと、家族にも優しい気持ちで接してあげる事ができたのではないでしょうか。
12月〜2月は冬季のためお休みですが、3月にはみちのく湖畔公園のふるさと村で民話のお話し会も始まりますので、皆さんもぜひその優しく温かい語りに癒されに行ってみて下さい。
講師の先生、楽しいひと時を本当にありがとうございました。
*先生がお話ししている場面や、参加者の聞き入ってる様子を写真に収める予定でしたが…、お話を聞いていくうちに、どんどん引き込まれて夢中になってしまい、撮影するのを忘れてしまうほどでした( ;∀;)
記事提供:社会学級 担当1班